2026年3月号の特集「剣道を育むメタ思考」では、対談記事を2つ掲載しています。
そのうちのひとつは、小誌の連載にご協力いただいている物理学博士の玉野輝男氏と、弊社刊『行者の記録』の著者である蓑輪勝氏(正心館道場館長)の対談です。
蓑輪氏の言葉です。
剣道での「脱力」というと、私などは稽古を積み重ねていく以外体得のしようがないという固定観念に縛られているようなところもあるんです。(略)野間道場で何十年にもわたり切り返しをやってきたことが私にとって大きな財産になったのは確かです。だから間違いなく良い練習法であるとは思うものの、「脱力」を体現するために、もっと違ったアプローチの方法がないものだろうかということもつねづね考えてきました。例えば今の子どもや若い人に「10年切り返しだけやりなさい」というのはちょっと無理があると正直思うからです。(略)そのぐらいやらないとなかなか脱力できないことは体験的に感じつつも、例えば正心館で長年実践している古流の形の中にも、「脱力」や「柔らかさ」につながる何らかのヒントがあるのではないかと、おぼろげながら感じてきたところもあるんです。
玉野氏は米国プリンストン大学プラズマ研究所を経て、米国のゼネラル・アトミックス(プラズマ核融合研究開発)で部長を務め、のちに筑波大学プラズマ研究センター教授/センター長に就任するなど、物理学の研究を続けてきた方です。お名前をネットで検索しただけでも多くの研究論文を見る事ができます。
玉野氏の科学的視点で、蓑輪氏が長年実践してきた剣道を紐解いていきます。
詳細は3月号をご覧ください(3月号の概要は、下記画像をクリック)。