前回までの日記
#12 剣道ワークショップ
2月28日
日程
ワークショップ(ミラッソル小中学校)
↓
稽古(香川県人会)
どうも!
小中学校の先生に改めて尊敬した廣澤です。
小中学生はとても元気で(特に小学生)、一緒に居ると楽しいのですが、常に100%のテンション! それに合わせていると、とても疲れますね。
私は1日でクタクタなのに、小学校の先生は毎日子どもたちのテンションに合わせて授業をしており、気持ちも体力もタフだなと思いました。
20歳になって、小中学生の頃とはまた違う角度から学校の先生を尊敬した次第です。
本日はミラッソル小中学校で小学4・5年生に剣道のワークショップを行い、夜は香川県人会の稽古に参加させて頂きました。
ミラッソルで行った4,5年生に対するワークショップでは、小学生達が楽しんで剣道の体験をしてくれました。
あまりにも楽しそうに剣道をしているので、小学5年生の男の子に「剣道やりたい?」と尋ねると
「嫌だ、やりたくない」
と言われてしまいました。。
後で聞いた話なのですが、その少年はサッカーをやっているそうです。
やはり、サッカー大国ブラジルでは人気ありますよね。さすがに剣道では勝てないか、、
少年よ、サッカー辞めたら必ず剣道してね!!
夜。香川県人会の稽古に参加させて頂きました。
稽古時間は19時から21時です。参加人数年齢は小学生から60代までの方(30代、40代の方がほとんど)が30人から40人ぐらいいました。
段審査の前日だったので人が多かったらしいです。
稽古内容は素振り→基本打ち→地稽古でした。
地稽古を1時間20分元立ちでしたので、さすがの学生達もフラフラでした。
フラフラになった稽古の後、ブラジルの方と少しお話したので紹介したいと思います。
その方のは名前はガメラスさん。25歳らしいです。
サンパウロから3000キロ離れた田舎町から、1級の審査を受けるために3日前からサンパウロに来て、審査の為に稽古をしているそうです。
級審査の為に3日前からサンパウロ来て稽古をするなんて、剣道に対する情熱が凄いですね。
(こう言っては何ですが) 日本の級審査や初段・二段の審査なんてもっと気楽に気持ちで受けるものなのに、地方に住んでるブラジルの人は、大体1週間前からサンパウロに来て最終調整をして級・段審査を受けるそうです。
それぐらいブラジルの方は、級や段審査を大切にするそうです。
日本とブラジルの級・段審査に対する価値観の違いを知りました。
(※上記は、あくまでも学生が初段・二段を受ける時の意見です)
さらに彼は、「剣道で養った精神が人生においても活かせている」んだそうです。
剣道はどれだけ強い相手でもどれだけしんどい状況でも前々に攻めて打ち込んでいきます。その精神が、彼の人生におこる困難や逆境に立ち向かっていけるらしいです。
私は剣道で養った精神が私生活に活かせるという考えがありませんでした。
が、今振り返ってみると、自分の人生の中で問題が起きたときに、逃げずに立ち向かっていく自分の姿があったのを覚えています。
知らず知らずのうちに剣道というものが自分を成長させてくれていたことに、ガメラスさんと話していて気付かされました。
ブラジルの剣士は、自分が考えているのと違う視点から剣道に対しての想いや考えがありとても勉強になりました。
違う視点からみた剣道というものにもっと触れたい! と感じました。
明日は、ブラジルと日本の段審査の違いなどを書いていこうと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。