令和3年7月10日(土)、11日(日)福井県立武道館
資料提供=服部真也(福井県中体連剣道競技専門部)
男子団体決勝 気比中×武生第六中
男子団体決勝は、昨年度の県秋季新人競技大会決勝と同じ、気比中と武生六中との対戦となった。予選リーグをともに全勝で勝ち上がり、どちらのチームも準決勝を接戦で勝ち、決勝に駒を進めた。先鋒戦は、中盤、気比中の山川選手が出小手と面を決め、二本勝ちを収めた。次鋒戦は、先鋒戦の勢いそのまま、気比中の寺川選手が返し胴と出小手の二本勝ちとなった。中堅戦は、両者とも鍔競り合いから引かず公正を害する行為として反則を取られたが、武生六中の伊藤選手が小手を二本取り、流れを引き寄せた。副将戦は、序盤は膠着状態が続いたが、中盤以降、打ち合いが続き、3分間で決着がつかず延長に入った。しかし、延長の2分でも決定打がなく引き分けとなった。大将戦は、後がなくなった武生六中の山下選手が序盤から果敢に攻めるが、決めきれなかった。後半、両者とも激しく打ち合うが、お互い決まらずそのまま引き分けとなった。結果、2対1で、気比中の初優勝となった。
女子団体決勝 鯖江中×武生第二中
女子団体決勝は、昨年度の県秋季新人競技大会決勝と同じ、鯖江中と武生二中との対戦となった。予選リーグをともに全勝で危なげなく勝ち上がった。両チームとも、準決勝は接戦で勝ち上がり、決勝に駒を進めた。先鋒戦は、鯖江中の山下選手が面を二本決めた。次鋒戦は、鯖江中の水野選手が、相手が手元を守ろうとしたところを見逃さず小手を決め、そのまま時間となり一本勝ちとなった。鯖江中の勢いは止まらず、中堅戦は、鯖江中の上坂選手が面を二本決め、中堅までで勝負を決めた。副将戦は、互いに決め手がなく引き分けとなった。大将戦は、武生二中の岸本選手が、相面と出ばな面を決め、最後に意地を見せた。結果は、3対1で、鯖江中の初優勝となった。
全学年個人戦
女子個人決勝リーグには、上坂選手(鯖江中)、山田選手(南越中)、西山選手(中央中)、忠住選手(松岡中)が勝ち上がった。山田選手は、多彩な技を果敢に出し、3連勝で優勝を勝ち取った。西山選手は、得意の面が随所で決まり、2勝して第2位となった。山田選手と西山選手が全中の切符を手にした。
男子個人決勝リーグには、山川選手(気比中)、大西選手(武生六中)、深川選手(三方中)、堀選手(鯖江中)が勝ち上がった。大西選手は、勢いのある面で有効打を決め、3連勝で優勝を果たした。深川選手は、予選トーナメントを勝ち上がってきた流れそのままに、思い切った技を果敢に繰り出し2勝し、第2位となった。大西選手と深川選手が全中の切符を手にした。
※大会結果・写真を、10月号に掲載します。
[お詫び]10月号に掲載しました結果の中で誤りがありました。
全学年男子個人戦
【誤】3位・山川陽太郎(気比中)→【正】山川陽太朗(気比中)
山川選手はじめ関係各位に深くお詫び申し上げます(編集部)