前回の日記
#15 Campeonato Brasileiro de Kendo(全伯大会)
3月2日
日程
日本語補助センター
↓
稽古(ルジ・ラモス)
どうも!
日本はコロナウイルスパニックで帰国するのが怖いと思っている廣澤です。
日本ではコロナウイルス感染の拡大が増加するに伴い、トイレットペーパーが売り切れたり、イベントなどが中止にされたりと様々な影響が出ていると友人から聞きました。
剣道でも、高校選抜大会や魁聖旗大会が中止されて高校剣士達はもどかしい気持ちでいっぱいだと思います。
本当に残念です。僕のコラムを読んで元気を出していただければと思います。
ということで、今日の日中は日本語補助センターで日本語を勉強したいブラジルの方と、日本についてお話しました。
夜はルジラモスで稽古。
稽古後、おにぎりと卵焼きを用意していただきました。
学生達は、おにぎりを貪るように食べていました。笑
ブラジルに来て食べたなかで一番美味しい食事だったかもしれません。美味しい食事をありがとうございました!!!
ルジラモスのInstagramがあるので是非フォローお願いします。
@rudgeramoskendo
さて、本日のコラムでは、日本とブラジルの剣道の団体戦に対しての考え方の違いについて書きたいと思います。
日本の団体戦に対する3つの考え方
- チームワークを意識する
- 戦略的にポジションを変えながら戦う
- 自分の剣道スタイルよりも勝ちを優先する
日本の団体戦を重視する要因
昨年の流行語大賞がONE TEAM だったように日本はチームワークを大切にする国民性です。
その国民性が剣道にも出ていると言えます。
日本の剣道は、個人戦で勝つことよりも団体戦で勝つことを重視します。
なので、私は剣道はに先鋒から大将まで一つ一つに役割があると教わりました
その為、個人で勝つのではなくチームとして勝つ為の稽古もします。
そのように、日本はチームワークを大切にする為と日本の剣道は、団体戦を勝つことを重視して稽古をします。
ブラジルの団体戦に対する3つの考え方
- 個人プレーを優先する
- 勝つことより自分の剣道スタイルを貫く
- 団体戦のよりも個人戦の方がメイン
ブラジルの個人プレーを優先する要因
個人の考え方を尊重するという考え方があるというところです。例えばブラジルのサッカーのプレースタイルは個人のプレースタイルを優先してゲームを行います。
ブラジルの剣道も同じで個人の剣道スタイルを重視して試合をします。
常に同じスタイルで剣道をする事はとても良いことですが、欠点としては試合の勝率が下がるということです。例えば、引き分けたら勝ちの試合で飛び込み面を打って返されることはあります。そのようなケースがブラジルでは多々あると聞きました。
二つ目は、剣道において「チームで勝つ」という概念がないと思います。
理由としては、練習試合や大会などが少ないからです。日本の学生なら毎週のように団体戦の練習試合や大会があります。その団体戦を通じて各ポジションの戦い方やチームで勝ち方を覚えていきます。
しかし、ブラジルは剣道人口少ないので練習試合や大会をやる規模も回数も多くありません。だから、チームで勝つという考え方をイメージしにくいのかな、と思います。
その2つの理由からブラジルは団体戦よりも個人の剣道スタイルを重視していると思います。
これらの事が日本とブラジルの剣道の団体戦に対しての考え方の違いでした。私はどちらが良い悪いは無いと思います。
個人の考え方を重視する剣道もチームとしての考え方を重視する剣道もどちらも素晴らしい剣道スタイルだと思います。
もし皆さんが団体戦を行うなら、個人の考え方を重視する剣道スタイルかチームとしての考え方を重視する剣道スタイルのどちらが良いですか?
ぜひ考えてみてください。
本日もありがとうございました。