前回の日記
#17 教える側に立ってみたら
3月6日
ピロネイロ小中学校(ワークショップ)
↓
稽古(大阪なにわ会)
どうも!
初めて生の銃声を聞いてビビっている廣澤です。
夜の11時頃にホテルで派遣隊員達喋っていました。そうすると突然外から「パッーン!!」
という乾いた音が聞こえました。銃声だと思った瞬間、また
「パッーン!パッンパッン!」
という銃声が連続で聞こえてきました。
2週間滞在して少し慣れ入っていたのですが、銃声を聞いてブラジルは危険な一面もある場所だと再認識しました。
翌日その時の話を現地の人に話すと、平然とした顔で
「そんなの日常だから大丈夫だよ」
とおっしゃっていました。
ブラジル人の強靭なメンタルは見習うべきだと思いました。
本日は、日中はピロネイロでワークショップをした後、大阪なにわ会で稽古でした。
午前中のピオネイロ小中学校では、小学生を中心に楽しく剣道についてのワークショップをしました。
午後は私の地元の大阪なにわ会で稽古をしました。
稽古メニューは、体操→素振り→すり足→基本打ち→地稽古でした。
大阪なにわ会では、現在150名が在籍しています。本日は、60名程の人が稽古をしていました。しかも、大阪なにわ会は発足1年目で、全員剣道経験1年未満の初心者です。
皆さん「何でそんなに人がいるの?」って思いませんか?
本日は、なぜこんなにも大阪なにわ会の道場に人が集まったのかについて書きたいと思います。
先に結論から言いますと、Instagramのか活用がとても上手いからです。
上手な点は2つあると思います。
1つ目が、多彩な剣道に対する投稿です。
カッコイイ、可愛い、面白い剣道に関する写真が沢山投稿されています。
特にビーチで防具姿で寝ている面白すぎます。
このような、今までにない写真が皆を注目させる要因になっていると思います。
2つ目は、剣道が分からない人に向けての写真の投稿をしていることです。
大阪なにわ会以外のブラジルの道場もInstagramをやっていますが、投稿の内容が試合結果や道場のイベントなどの剣道経験者に向けての投稿です。
剣道経験者にとっては面白い内容ですが、剣道をやっていない人からすると、少し分かりずらい内容の投稿もあるので、剣道に対してのハードルが高いような感じがします。
その点、大阪なにわ会は、剣道を知らない人達に対して興味を持ってくれるような内容の投稿なので、自然と初心者が集まる仕組みになっています。
この2つの事を取り入れてInstagramを活用することで、沢山の初心者が入会するのだと思いました。
さらに、他の道場はブラジル代表候補選手と初心者が同じ稽古メニューや一緒に稽古をするところがあります。
初心者からすると代表候補選手についていけるのかという不安もとてもあるそうです。
しかし、大阪なにわ会は1年未満の生徒がほとんどなので、初心者が安心して剣道に触れる事ができ、そういった点も初心者が始めやすいきっかけとなっています。
以上が大阪なにわ会に剣道の初心者が沢山集まる理由でした。
現在Instagramを利用している日本の道場は少ないと思います。このような事を日本の道場でも取り入れていけば、今よりも剣道界が発展していくと思いました。
ブラジルの様々道場のInstagramです。もし宜しければ見てください。
大阪なにわ会 @osakananiwakai
文教 @bunkyokendo
香川県人会 @kendo.kagawa
聖武館 @seibukankendo
などなど、沢山あります。
大阪なにわ会を訪問した際に、突然一人の女性から声を掛けて頂きました。
「いつもコラム見ているよ。頑張ってね」とおっしゃっていただきました。
モニカさんを始め、「いつも読んでるよ」とお声をかけて頂いたブラジルの方々、ありがとうございます!
投稿が遅れていますが、ここからペースアップして書きたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。