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【静岡】インターハイ予選(戦評)

資料提供・ 高橋俊樹

男子団体

 先鋒戦、互いに思い切った技が出せずに、このまま引き分けかという時間帯、雑賀(池新田)が放った小手に中西(磐田東)が小手面で乗り、一本。そのまま勝負あり。続く次鋒戦、開始1分ほどのところで、澤木(池新田)が川島(磐田東)の手元を浮かせて小手を狙う。川島はそれを返して面を捉え、一本勝ち。中堅戦、山﨑(池新田)の小手に桑田(磐田東)が小手面に乗り、一本勝ち。副将戦、高田(池新田)が出ようとする起こりに岡野(磐田東)が面に跳び、一本勝ち。勝敗はすでに決しているが、大将の柴田(磐田東)も全く気を抜かない。今大会「鍔迫り合い」はないが、接触直後の引き技は有効となる。そしてまさに山崎(池新田)が接触から分かれようとするその瞬間に引き面を決め、一本勝ち。5人全員が一本を奪い、2回目の全国総体出場を果たした。

 優勝・磐田東 2位・池新田
 3位・浜松学院、東海大学付属静岡翔洋

女子団体

 先鋒、次鋒の引き分けに続く中堅戦、その開始直後、一瀬(浜名)が上段鈴木(磐田西)に対して、裏鎬を押し出しながら攻め入る。対する鈴木はその攻めに一歩引いて見せる。一瀬はそこを逃さず面に跳び、鈴木はその面に諸手で小手を返す。際どい判定となったが、鈴木の一本。しかし終了間際、再び鈴木の諸手技、その起こりに、一瀬が今度は右小手を捉え再び五分に戻す。均衡が崩れたのは副将戦。終始攻め立てる鈴木(磐田西)が、やや焦って出たかに見えた面の出端に、小手を捉えた清水(浜名)の一本勝ち。あとが無くなった磐田西、しかし大将松田(磐田西)は落ち着いて試合を進め、2分過ぎ、退こうとする鈴木(浜名)に対して面に跳び、まず一本。さらに代表戦かと思われた終了間際、中間で手元の上がった鈴木の隙を逃さず、思い切って引き銅を放ち逆転の一本。実施されなかった昨年を数えなければ県総体20連覇となる偉業を達成した。

 優勝・磐田西 2位・浜名
 3位・浜松湖北、磐田北

男子個人

 男子個人決勝は、磐田東同士の対戦となった。互いに手の内を知り尽くしていながら、序盤から思い切った技の応酬となる。それでも時間内には勝敗が決まらず、延長戦。さらに2回目の延長戦となった開始直後、おそらく中心を割って面に跳んだのは白の柴田、しかしそれよりも一瞬早く、全てを捨て切ったと見える面で一本を奪ったのは赤の桑田だった。一瞬の相面に赤3本が上がり勝負あり。

 優勝・桑田 虎太郎(磐田東3年)
 2位・柴田 琉成(磐田東3年)
 3位・川島 大意(磐田東3年)
 3位・深田 藍利(浜松学院3年)

女子個人

 赤の増尾(磐田東)と白の石野(東海大翔洋)の対戦。とにかく粘り強い増尾に対して、多彩で鋭い技の石野。増尾も高い防御力だけではなく、ここぞという時の技は伸びがあって速く鋭い。互いに相手の技を凌ぎながら隙を窺うが、時間内に勝敗が決まらず延長戦。その延長2分すぎ、やや流れが膠着してきたかと思われた頃、増尾が相手の竹刀を下から掬い上げるように技を仕掛ける。しかし石野はその起こりを逃さず面に跳び、一本。

 優勝・石野 美沙季(東海大学付属静岡翔洋2年)
 2位・増尾 涼香(磐田東3年)
 3位・山田 亜依(浜松湖北2年)
 3位・丸山 桜桃(磐田西2年)

※インターハイ各都道府県予選結果総覧を、剣道日本9月号に掲載する予定です。

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