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【茨城】第54回茨城県高等学校剣道勝ち抜き大会

【茨城】第54回茨城県高等学校剣道勝ち抜き大会

令和3年11月13日(土)、11月14日(日)

桜川市岩瀬体育館ラスカ(女子の部)、筑西市立下館総合体育館(男子の部)

大会結果及び各部門優勝校写真は、3月号(1月25日発売)に掲載します

男子団体1部 決勝戦評

年明けの1月に実施される全国選抜大会茨城県予選会に向け、一つの試金石となる本大会。その決勝は、水戸葵陵と土浦日大の対戦となった。両校とも準決勝まで大将が試合をすることなく勝ち上がってきており、チーム力の高さがうかがえる。先鋒戦、望月選手(水戸葵陵)と矢口選手(土浦日大)は互いに激しい技の応酬から中盤に望月選手が鋭い攻めで小手を先取する。矢口選手も反撃するが、望月選手は攻めを緩めることなく時間となり、一本勝ちとなる。続く有馬選手(土浦日大・次鋒)との対戦は序盤、有馬選手が小手を中心に攻めるのに対し望月選手が面で応じる展開が続く。中盤になり望月選手の沈むような攻めに有馬選手の足が一瞬止まる。その隙を逃さず望月選手が見事な跳び込み面を打ち込み、一本となる。そのまま時間となり望月選手の一本勝ちとなった。続く中村選手(土浦日大・中堅)との試合は落ち着いた中にも中村選手が多く手数を出そうとするも望月選手が冷静にさばき、互いに惜しい技を見せるも決め手にはならず引き分けとなる。続く今村選手(水戸葵陵・次鋒)と永座選手(土浦日大・副将)の試合は序盤に立ち会いから永座選手が攻め、今村選手がよけたところに面が決まる。残心の際に永座が転倒し頭部を床にぶつけるも試合は続行し、今村選手の攻めを潰しながら落ち着いて試合を展開し、時間となって永座選手の一本勝ちとなる。続く酒井選手(水戸葵陵・中堅)との対戦は序盤に永座選手の手元が上がったところを酒井選手が逃さず小手を打ち一本となる。その後も果敢に攻め合い、永座選手が表を見せて裏に竹刀を返して面を放ち旗が二本上がり一本、試合をタイに戻す。終盤も技の応酬が続くが時間となり引き分けとなる。続く田中選手(水戸葵陵・副将)と髙木選手(土浦日大・大将)の対戦は両者ともに本日初の試合であった、慎重な田中選手に対して高木選手が仕掛けていく。互いに惜しい技が出るが決定打にはならず、延長戦に突入する。延長2回目の初太刀で高木選手が仕掛けて小手に来たところを田中選手が出ばな面をとらえて一本勝ち。水戸葵陵は大将が試合をすることなく11年連続24回目の優勝を果たした。

男子団体2部 決勝戦評

男子団体2部の決勝は、安定して勝ち上がった波崎と接戦を制して勝ち上がった下館第二の対戦となった。先鋒戦、小澤選手(波崎)と井川選手(下館第二)の両者は開始直後から多彩な技で攻め合った。小澤選手が井川選手の手元をあげさせて胴を放つが不十分となり、技が尽きたところを井川選手が面に跳び込み一本となる。その後、積極的に技を出す小澤選手を井川選手が落ち着いてさばいて時間となる。続いて、藤田選手(波崎・中堅)との対戦の序盤は互いに慎重な試合展開となる。藤田選手の面を狙った攻めに井川選手はうまく間合を取るが、下がったところを藤田選手に面に乗られて一本となる。その後、井川選手が技を仕掛けて出ばなを狙うが時間となる。続いて關選手(下館第二・中堅)との対戦は、開始直後に藤田選手が前に攻め込んで見事な面を決める。その後、關選手が懸命に技を出し反撃を試みるが有効打にならず、藤田選手が伸びのある面を決めて二本勝ちとなる。続く野澤選手(下館第二・大将)との対戦は攻め合い、共に多彩な技を出すが不十分で延長戦へ突入する。藤田選手が思いきった面を出して攻め込むが、野澤選手が見極めて鋭い出ばな面を打ち、一本となる。続いて佐藤選手(波崎・大将)との対戦は、緊張感がある落ち着いた立ち上がり。佐藤選手がしっかりとした構えから攻め込み技を出すが、野澤選手も相手をよく見て攻め返す展開が続き、延長戦へ突入する。延長戦では攻めに多少の変化はあるものの有効打にはなかなかつながらず、深呼吸をはさむ。次第に佐藤選手の手元が上がり始め野澤選手が小手を打ち込むが不十分となる。再度攻め込んだ野澤選手がしっかりと小手を打ち込み、一本となって接戦を制した下館第二が初優勝を果たす。

女子団体1部 決勝戦評

女子団体1部の決勝は先鋒1人で勝ち上がってきた守谷と4人で接戦を勝ち抜いてきた茗溪学園の対戦となった。先鋒戦、高橋選手(守谷)と齋藤選手(茗溪学園)の試合は序盤から高橋選手が試合を支配する展開となる。何本も惜しい技が出る中で、齋藤選手が場外へ出され反則1回となる。終盤にさしかかったところで開始線から高橋選手が跳び込み面を打ち、一本となる。その後、取り返そうと攻め込んでくる齋藤選手の技が尽きたところを高橋選手が面を打ち一本となって二本勝ちで先制する。続く湯山選手(茗溪学園・中堅)との戦いは序盤に上段の湯山選手が小手を狙いにきたところを高橋選手がそれを抜いて面を打ち、一本となる。その後、湯山選手がライン際に迫って中間になったところで小手抜き面を決めて二本勝ちとなる。続く生駒選手(茗溪学園・副将)との対戦は開始直後、高橋選手が攻め込んで手元の少し浮いた生駒選手に小手を打ち一本を先取する。その後、生駒選手が取り返しに小手を打ってきたところを相小手面を打ち二本勝ちとなる。勢いがさらに増した高橋選手と町田選手(茗溪学園・大将)の試合は、序盤に高橋選手の面が外れて付け直した直後に高橋選手が小手を打つが、それよりも速く町田選手が面に乗り一本を先取する。その後、不用意に町田選手が面に跳び込むが、高橋選手が冷静に返し胴を打ち一本となりタイに戻す。最後は互いに勝負に出て、面に出た町田選手に高橋選手が小手を打ち、勝負あり。高橋選手が決勝も1人で勝ち抜き、守谷高校が18連覇を達成した。

女子団体2部 決勝戦評

女子団体2部の決勝は2人で粘り強い試合が持ち味の水戸啓明と、大将の思い切った面が冴えて勝ち上がってきた鹿島の対戦となった。先鋒戦、菅原選手(水戸啓明)と安藤選手(鹿島)の試合は打ち間から両者思い切った技が目立った。その中で安藤選手の面に対して菅原選手が上から面に乗り、先制する。その後は安藤選手が返そうと思い切った面を出すが、菅原選手が落ち着いてさばき、そのまま時間となって菅原選手の一本勝ちとなる。続いて津村選手(鹿島・中堅)との試合は、津村選手が果敢に技を出して攻めて試合の主導権を取ろうとするが、菅原選手が終始落ち着いてさばいていく展開が続く。津村選手が菅原選手を引き出して胴に返すが惜しくも決まらず、津村選手が面に出てくるところを菅原選手がとらえて出ばな面を決める。直後に時間となり一本勝ちとなる。鹿島は大将が引き出され、永野選手(鹿島・大将)が菅原選手に対してじわじわと攻めに入り、準決勝まで冴えていた上からの思い切った技が何本も出る。徐々に足が止まりがちになった菅原選手が面を取りに行くが永野選手が返し胴を放って一本を先取する。その後時間となり、永野選手の一本勝ちとなる。大将同士となった和田選手(水戸啓明)と永野選手(鹿島)との試合は両者技を出し合う集中した試合が展開された。永野選手が前に攻めてプレッシャーを与えるが、和田選手が冷静に見極め、最後は永野選手が面に出たところを和田選手が出小手を決めて一本となる。そのまま時間となり水戸啓明が初優勝を果たす。

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