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小川忠太郎「相討」を語る(2022年3月号より)

小川忠太郎「相討」を語る(2022年3月号より)

3月号の「勝って打つ」特集では、小川忠太郎範士が語った「相討ち」について大増ページで掲載しています。

その一部がこちら。

相討ちの段階を知ること

 かつて剣道の流派は三百以上もあったが、本当にいい流派の根本は、みな相討ちです。しかし相討ちということばを使っていない。

 雲弘流は「相討合体」ということばを使っているし、柳生(新陰)流では「一拍子の打ち」といっている。私が国士舘の専門学校につとめているころ、柳生流の正統を継いだ柳生巌長先生に教わりましたが、これは相手が「イチ」と来たのに対して、こちらも「イチ」でいってしまう。「イチ」で来たのを「ニ」で受けて「サン」で打つのではない。このは「一刀両断」というんです。これは相討ち。

(以下は、ぜひ3月号をご覧ください)

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