本誌で「髙倉先生の剣道レッスン」を長期間連載し、DVD付単行本としてまとめた書籍も好評の髙倉聖史氏(大分県・杵築中学校監督)
最新号では、久々に高倉監督のもとを訪れ、取材を刊行しました。
取材の場では、やはりこれまでとはまた違ったバリエーション豊かな練習方法が次々と飛び出しました。紙風船、水の入った紙コップ、ビニールテープ、タイヤのゴムチューブ、画板、スポンジ、などなど。
なぜここまで次々とNEWアイテムが登場するのか、それは高倉監督が「中学校教員」であることが大きな理由なのです。
記事の一部をここで紹介します。
試合では悔しい思いをする場面が多いので、その壁を乗り越えるためにはときには必死な思いで取り組むことも大事です。だから決して遊んでいるワケではないけれど、遊ぶくらいの一生懸命な気持ちは持ってほしい。「遊ぶ」というとどうしてもネガティブな意味でとらえられがちですけど、やっぱり「好き」だから「遊ぶ」ワケです。誰しもが遊びには無我夢中になりますから、「好き」にさせてしまえばもう指導者側がアレコレ言わなくても生徒たちが自分から求めるようになります。だから「遊ぶ力」はなによりも大事で(後略)
楽しそうに見える練習にも、実はすべての練習に目的や意味があります。たとえば、すばやい送り足の動作をすれば頭が激しく上下や前後に動いてしまいがちですが、それをただ、押さえるようにと言っても容易には身につかない。しかし、ここで高倉監督は、ある道具を使うのです。口で言われなくても必然的に頭の動きがおさえられるその工夫とは。。。誌面をお手にとってご確認ください。