筑波大学で長く指導にあたり、現在関東学生剣道連盟会長などを務めている佐藤成明範士による書が再販されます。
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剣の理法に則した、基本に忠実な練習こそレベルアップへの近道となる。実際、高段者の稽古ぶりや名選手の試合ぶりを見ていても、その一本一本が基本に則った無駄のない打突であるということが伝わってこよう。本書の中で著者が綴る。
「これらの打突や動きはただ機械的に打ちこんでいるのではなく、その技、その一本を打ち出すまでの準備の段階にそれぞれの工夫や苦心、また、修錬の特色が現われているようにさえ思われます。その動きというのはすなわち、相手の構えや動き、剣先の高低や間合、相手の強いところ弱いところ、そのほか技術面はもとより、相手の性格などあらゆることの観察などを、剣先(攻め合い)を通じて総合的に判断し、その場の状況に一番ふさわしい効果的な打突の方法で技を出しているということです」(はじめにより)
有効打突を奪うには、いつ、いかなる方法で技をくり出せば良いのか──豊富な指導経験と豊かな知識に基づいて、著者が本書を上梓したのは1987年(昭和62)。オンデマンド版で蘇った“実戦に勝つための戦術・理法の書”をもとに、基本の攻めと基本の技をつむぎ合わせた“至高の有効打突”を目指す。
※オンデマンド版のため、オリジナル版とは装丁・価格が異なっております。ご了承ください。
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