全日本女子剣道選手権大会で9年ぶりの優勝を果たした末永真理(旧姓名・山本真理子)選手のインタビュー記事を、12月号の巻頭で掲載しました。
今月発売の1月号では、引き続き末永選手にご登場いただき、技術の一端を紹介していただいております。
全国警察大会等を見ていると、長期戦に持ち込まれたときに決着をつける一撃として、「逆胴」の印象があります。逆胴、というと、試合では相手に防御に回られて中途半端に打って終わったり、しっかり打ったつもりでもその打突後に相手にメンを打たれる、という場面はよく目にします。
しかし末永選手の場合、その印象がまったくありません。長期戦のなかでも一回だけ逆胴を打ち、その一回が「一本」になるのです。「確実性」では群を抜いていると思います。
そこに至るにはきっと「プロセス」があるのだろう、となんとなく想像はしていましたが、今回の取材でその「プロセス」の一端が明かされています。「三段論法」ともいえるその「崩し」が、あの確実な一打につながっていることが分かります。ぜひ雑誌をお手にとってご確認を!