最新号(2023年10月号)、お手に取ってご覧いただけましたか?
10月号に掲載している玉竜旗高校剣道大会。男子決勝戦の最終試合、九州学院(熊本)の石田選手が長崎南山(長崎)の大将からメンを奪って勝利しました。
この技、字面にすると「メン→コテ→メン」の三段技といえるでしょうか。
連続技というのはカメラマン泣かせの技です。
カメラは当然連射機能がついていますが、シャッターを押しっぱなしにすることは、実はなかなかできません。コテメンなら連射機能である程度追いつけるのですが、それ以上技がつながると、まずシャッターを押していないのです。
仮に、たまたま押し続けていたとしても、「振り下ろしているところ」のコマの次が「部位をとらえて剣先が上がっているところ」になっていることも、当たり前のようにあるのです。
しかし、今回、窪田正仁カメラマンは、その決定的瞬間をとらえていました。
しかも大将勝負での最後の一打です。これもすごい確率なのです。
というわけで当然、これは大会報道のトップページに掲載決定です。
雑誌上のページにはコードがあり、スマホにかざせば一連の連続写真をコマ送りで見ることができます(この画像からは削除しています)。映像では、スローモーションでもほとんど追うことが不可能に近い石田選手の剣さばきをじっくりと見ることができるはず。ぜひ雑誌でご確認ください。