群雄割拠、つねに熾烈な争いが展開されている九州の高校剣道界。今月号(2月号)では長崎市にある長崎南山を訪問しました。小誌に掲載されるのはおよそ30年ぶりです。
今年度も同校は大活躍しました。春のセンバツ大会で準優勝、夏の玉竜旗大会でも準優勝、九州大会では春に優勝、夏は準優勝。同校は中学校も活躍を続けていて、今年の全中はベスト8、前回は3位という結果。大会に出れば必ず表彰、という成績を残しています。
白石政雄監督は全日本選手権でベスト8の実績を残したこともある剣士です。同校出身で中央大学を卒業後、1年間の会社勤務を挟み、母校の教員となりました。体育大出身ではない、そして卒業してすぐ教員になったわけではない、という少し異色の歩みが、記事のタイトルにある「楽しんで試合に臨める空気」づくりにもつながっているようです。