幼少期から剣道を始めた人と、剣道を始めるのが遅かった人とでは、両者の力の差が埋まるまでには時間がかかってしまいがちです。なかなかその力の差が埋まらないため、試合に出るチャンスにも恵まれないというケースも考えられます。
そんな「初心者」の人にも試合をする機会を、と、神奈川県相模原市では、中学校に入学してから剣道を始めた人のための大会を開いています。2月23日に実施されたそのイベントを見に行きました。
相模原市は中学校の剣道部員は比較的多いそうです。その一因となっているのが、このイベントなのかもしれません。開催の経緯や理由、出場選手や応援のいきいきとした姿を5月号に掲載しました。
岩手県でも同様のイベントは実施されており、そちらでは近隣県にも参加を呼びかけ、東北規模の大会になったそうです。その結果は、6月号(4月25日発売)に掲載予定です。
このような取り組みが全国規模に広がっていくことで、剣道人口の減少に少しでも歯止めがかかってくれれば、と思うばかりです。