楽しい稽古法が満載のDVDBook等、貴重な書籍が手に入るのは、公式通販サイトだけ!

[長崎]インターハイ予選(戦評)

[長崎]インターハイ予選(戦評)

文・高木志伸(長崎県高等学校専門部 剣道記録)

男子個人戦では準決勝戦で白石和磨(長崎南山)と田添鈴太郎(西陵)が対戦し、延長戦の末、白石和磨(長崎南山)がメンを決めそのまま肉離れを起こし倒れた。決勝戦への出場が危ぶまれたが、治療を施し、女子個人決勝後に出場した。決勝戦では2月の全九州高校剣道大会で優勝した白石和磨(長崎南山)が加藤孔明(海星)と対戦し、延長戦を制し、優勝を飾った。

女子個人戦では川上友梨子(西陵)が山田優生(島原)を制し、優勝を飾った。

女子団体決勝戦は島原高校が長崎日大高校を3-1で勝利して2年連続19回目の県王座に輝いた。試合展開は春の全国準優勝で得た自信と粘り強さを発揮した島原高校がライバル対決となった長崎日大高校に大将松﨑穂乃佳が大将戦を制した。島原高校は全員が持ち味を生かして、すべての試合がかみ合っての勝利だった。 

男子団体戦は準々決勝戦で昨年夏の玉竜旗で準優勝した時のメンバーが残る長崎南山高校が瓊浦高校に敗れる波乱の始まりだった。決勝戦では4月の県春季選手権と同じ顔合わせとなる島原高校と西陵高校の対戦となり、島原が代表戦を制し、3年連続17回目の優勝となった。全国トップレベルのライバル対決は大接戦となった。両校とも先鋒から大将まですべて引き分けの代表戦となり、代表戦では織田慶次(島原)が開始1分で田添鈴太郎(西陵)が後ろに下がった一瞬の隙を逃さず、思い切り打突したメンが決まった。

男女個人優勝者、準優勝者と団体優勝の島原高校男子と島原高校女子は長崎県代表として令和6年8月3日(土)~6日(火)大分県大分市レゾナック武道センターで開催される第71回全国高等学校総合体育大会剣道競技の筆頭として、全国大会制覇を目指している。

インターハイ予選団体優勝校と個人戦上位入賞選手を、一覧で9月号に掲載。

剣日Forumうぇぶカテゴリの最新記事

テキストのコピーはできません。