提供 石原たまみ(愛知県高体連剣道専門部)
男子個人決勝は明和高校の眞野選手と、岡崎城西高校の小野田選手の対戦となった。長身の小野田選手が仕掛け、眞野選手は冷静に間合いを測る。膠着状態のまま二度目の延長開始直後の相面で小野田選手がわずかに早く面を決め優勝した。
女子個人決勝は岡崎城西勢同門の近藤選手と柵木選手。昨年覇者の近藤選手が開始早々に出ばな面を奪い、中盤には柵木選手の小手を誘って相小手面を決め連覇を飾った。
男子団体決勝は星城高校と愛知産業大学三河高校の対戦。先鋒、愛産大三河の平尾選手が引き面と出ばな面で二本先取。次鋒、星城の大川選手が巧みな攻めから小手で後ろにつなぐ。中堅、愛産大三河の武宮選手が小手面で再び差を広げるが、副将星城の木村選手が開始直後の飛び込み面と、相手のいついたところに面を決め、試合を振り出しに戻した。大将戦は、試合終盤に星城小倉選手の飛び込み面を決め、その後終了のホイッスルが鳴り星城の2年連続出場が決まった。
女子団体決勝は桜丘高校と三好高校。先鋒戦は両者積極的に打ち合い、一本ずつ取得し引き分け。次鋒、中原選手が小手で桜丘が先行する。中堅は引き分けとなり、副将、桜丘の安藤選手が面二本で大勢を決めた。大将、桜丘の佐藤選手が飛び込み面、三好の久野選手も意地の返し胴で一本返すが、佐藤選手が出小手で久野選手を退け、桜丘がインターハイ出場を決めた。
インターハイ予選団体優勝校、個人戦上位入賞選手の写真を一覧で、9月号(2025年7月25日発売)に掲載。