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日本→ブラジル→カナダ→日本→アメリカ(有賀太郎氏)

日本→ブラジル→カナダ→日本→アメリカ(有賀太郎氏)

2025年5月の審査で八段に合格した有賀太郎氏にインタビューをしました。

「国際」の肩書きでは5人目の八段合格者ですが、海外で剣道を始めた剣士としては2人目になります。 日本生まれの有賀氏は5歳のときにブラジルにわたり、ブラジルで剣道を始めました。その後、→カナダ→日本→アメリカと移り住み、カナダや日本では剣道部を創設、アメリカでは道場も創建しました。カナダ代表として世界大会に7回出場、団体戦3位(4回)の実績を持っています。また、ポルトガルのコーチも長年にわたり務めました。 現在はアーバイン市の道場で指導をしています(アーバインはロサンゼルス中心部からクルマで1時間ほど離れたカリフォルニア州南部の街です)

Mr. Taro Ariga is the person to pass the 8-dan exam with the title of “International”. He moved from Japan to Brazil to Canada to Japan and to the United States. He started Kendo in Brazil. He founded kendo clubs in Canada and Japan while living there. Also, in 2005 he founded a dojo in Irvine, California, where he currently practices. He has represented Canada seven times at the World Championships and has a track record of coming in third place four times in the team competition. He also served as a coach for the Portuguese National team for many years. He currently teach at a Dojo in Irvine (Irvine is a city in southern California about an hour’s drive from central Los Angeles).

表紙のキャッチコピーにて「Frontier Spirit」と書きました。有賀氏の生き方がまさにそれに当てはまるのではないかと思いました。

剣道部を創設しただけでなく、日本滞在時には警視庁に通ってトップレベルの人と剣を交えてきました。それにもすごい意気込みを感じますが、当人は「楽しかった」と振り返っています。

有賀氏はカナダ代表として世界大会に7度出場しました。2000年の世界大会(アメリカ開催)では団体戦の準決勝で日本と対戦しました。この対決ではカナダが大善戦。先鋒・次鋒戦と引き分け、中堅戦でカナダの選手が勝利を収めます。副将戦で日本が二本勝ちして勝負は大将戦に持ち込まれました。カナダの大将は有賀選手でした。結果は日本の選手が二本勝ちで終わったものの、有賀氏にも何度か惜しい技がありました。

2000年の世界大会後、有賀氏に声をお掛けして取材をさせていただきました。その前後も有賀氏はいろんな方から声を掛けられていました。長きにわたり世界大会に出場した他、欧州にも指導に携わっている関係もあって、世界中に剣道の知り合いを持っている方と言えます。

海外で剣道を始めた方としては2人目の八段合格者ですが、1人目はロベルト岸川(キシカワ)氏です。なんと岸川氏と有賀氏はどちらもブラジルの同じ高校を卒業したのだそうです。

なお、「アメリカ」での合格者は、田川順照氏、加藤彰三氏に続き3人目です。

↓取材の一部を映像に収録しました↓

インタビュー記事は10ページにわたり、9月号に掲載。

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