子どもにとっては剣道を一生懸命がんばる事も大事ですが、学校生活もがんばる事が大切です。
剣道(部活動)に熱を入れすぎるあまり、学業成績が下降線をたどってしまうケースも少なくないのではないでしょうか?
その一方、たしかに記者のまわりにも、「なんで彼はあんなに部活動を夜遅くまでやっているのに勉強の成績がいいんだ?」と思う仲間はいました。12月の全国大会予選までほとんど毎日ボールを蹴っていた男子生徒が東大に現役合格したと聞き、とても驚いた事を覚えています。バレーボールやサッカー、ラグビーは真冬に全国大会があるのに、受験を控えた3年生が出場しているケースも少なくありません。
先日、剣道と学業(受験対策)をテーマとしたイベントが、都内にある代々木ゼミナール本部の大教室で開かれました。題して「ジュケン道」。
演壇に立ったのは、鍋山隆弘剣道教士八段(筑波大学剣道部男子監督)と藤井健志氏(代々木ゼミナール国語講師)。同年生まれの二人は、中学3年のときに日本武道館の全国大会で対戦したこともある間柄です。
教室内には、剣道部に所属する高校生で満席状態に。インターハイや関東大会の常連校も参加し、熱心に話を聞いていました。
藤井氏は長年にわたって代々木ゼミナールで受験生向けの授業を続けてきました。その豊富な経験をもとに、部活動を一生懸命やっていても大学受験に合格するために必要な事を語っています。
紙幅の関係で質疑応答のところまでは記事にできていませが、二人が語った講演内容(の一部)を記事に掲載しました。ぜひ2025年10月号でご確認ください。

