令和2年11月7日(土)、8日(日)春日井市総合体育館
資料提供=中西美來(東海学生剣道連盟)
男子の部
【準決勝】
中京大学4─2愛知学院大学
朝日大学5─0中部大
【決勝戦】朝日大学×中京大学
「先鋒」大竹野 ─ド 鎌浦
お互いの激しい攻防で自分のチームに流れを持って行こうとする両者。先制したのは鎌浦選手だった。メン抜きドウを誘いみごと一本にした。
「次鋒」梶原 メメ─ 西川
返したい朝日大学。次鋒梶原が出ばなメンを二つ決め役割を完璧に果たした。
「五将」金子 コメ─メ 藤井
一歩リードした朝日大学。金子選手が片手ゴテを決めるが、その後、つばぜり合いに入った瞬間に藤井がひきメンを取り返す。さらに藤井が追い込んだところを逆に金子がメンを打ち、金子が勝利。
「中堅」宮嵜 メ─ 南條
中京の南條は絶対返したいところであったが、宮嵜選手がまったく隙を見せずメンを打ち優勝に王手をかけた。
「三将」政本 コメ─ 松下
取り返したい松下選手だったがメンに誘い出されコテを打たれてしまう。その後つば合いで気を抜いたのか何もせずひきメンを打たれ政本選手が二本勝ち。
「副将」林 メ─ 松岡
つばぜり合いに入った瞬間、ひきメンで一本を取り、そのまま一本勝ち。
「大将」宮崎 メ─ 木本
お互いが死力を出し尽くし宮崎選手が大将らしい気迫のこもった試合展開で一本を奪い、試合を締めくくった。
女子の部
【準決勝】
中部大学2─0愛知学院大学
朝日大学2─0中京大学
【決勝】 朝日大学×中部大学
「先鋒」濱本(引き分け)清水
清水選手は時間空費の反則を取られ、戦いづらい展開となったが引き分けになった。
「次鋒」野田 メメ─ 和田
一本を取って流れがほしい両者、野田選手が相手を居つかせ素晴らしいメンを打った。二本目は相面となり、野田選手の一本となった。
「中堅」小池 ─コメ 佐久間
試合のカギとなる中堅戦。佐久間選手が素晴らしい出ばなゴテを放ち、その後すぐにつばぜり合いに入った瞬間を狙い、ひきメンを放った。
「副将」安武 メメ─ 中村
振り出しに戻された朝日大学だったが、強気に攻め立て安武選手がメンを先取。勢いに乗ったままメンをもう一本取り二本勝ち。
「大将」藤原 メメ─ 熊谷
何とか取り返したい熊谷選手であったが、藤原選手が落ち着いてメンを二本連取し朝日大学の優勝を決めた。
この記事は剣道日本2月号(2021年)に掲載しています。
お詫びと訂正
2月号誌面にて、男子決勝の五将戦について、「金子 コメ─ 藤井」と書かれていますが、「金子 コメ─メ 藤井」の誤りです。関係各位にお詫び申し上げるとともに訂正いたします。