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「全道連主催」剣道指導者研修会(感想文)

「全道連主催」剣道指導者研修会(感想文)

昨年11月、3年ぶりに東京で開催された剣道指導者研修会(全日本剣道道場連盟主催)。その内容については剣道日本4月号に掲載していますが、そちらに掲載できなかった、参加者の「感想文」を以下に紹介させていただきます。

東京 東競武道館  井手貴範  (六段合格)

 令和4年11月12日、13日に全日本剣道道場連盟の錬成会館において開催された第75回剣道指導者講習会に参加させて頂きました。その結果、11月18日の東京会場の六段審査会において合格させて頂きました。講習会で指導して頂いたことを審査において実践できたことが今回の合格につながったと思います。講師をされた石田利也範士八段、中村福義教士八段、全日本剣道道場連盟の本部講師の岩立三郎範士八段、豊村東盛範士八段、栗田和一郎範士八段にお礼申し上げます。

 講習会の内容は岩立先生、石田先生、中村先生による講和。講師の先生が審査員となった立会の実技指導。豊村先生、栗田先生による日本剣道形の指導。そして、指導稽古・相互稽古でした。

 今回の講習会において、私にとって最も良かったのは本審査と同じ形式で実施された実技指導でした。立合後の講師の先生よる講評は厳しいものでしたが、具体的かつ的確でわかりやすいものでした。また、他の参加者の立合を拝見し、講評を聞くことができたのは大変勉強になりました。講習会終了後は、動画で撮影した自分の立合を講評内容と照らし合わせるこが出来たことも大変役に立ちました。

 講師の先生による講和の中で私が強く記憶に残ったのは、岩立先生による過去の審査前の怪我の事例紹介でした。審査前は稽古量も増え、疲労が蓄積され怪我をすることがあります。私も疲労が蓄積されていると感じたので、審査直前の週は休養日を設け、稽古量を思い切って減らしました。その結果、審査当日は怪我もなく万全の体調で受診することができ、合格するための大きな要因になったと思います。

 本講習会は座学、実技、剣道形と重要度の重みが全て同じ割合である点が大変ユニークであり、剣道が効率的に上達する為に必要なエッセンスが詰まっていました。参加する機会がある方は是非とも受講して頂きたいと思います。

 最後に、普段からご指導を頂いている先生方、全日本道場連盟のスタッフの皆様にお礼申し上げます。

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