最新号(2月号、12月25日発売)の表紙は、山本有樹選手(東京 NTT)です。
今回の特集のテーマは「速さに頼らない」。
そういう剣士は誰が適任なのか、と、小誌記者であるO氏に尋ねたところ、山本選手を勧められました。
まったく異論はありません。
そして、取材予定日の数日前、なんと、山本氏は剣道八段に合格を果たしたのです。
小誌、たまにこういう事があります。掲載した直後に八段に合格した、というケースが何度もあります。八段は合格率0・5%以下というとんでもなく狭き門。なので、「福でも運んだのだろうか」と吉報を聞くとうれしくなります。
ただ、今回は、取材直前の八段。これはこれできわめて珍しいケースでした。
聞けば、山本氏は日本剣道形をヒントに「速さに頼らない剣道」を考えるようになり、それは学生時代からだったというから驚きです。40歳代なかばにして全日本剣道選手権に出場(東京都大会で優勝)しベスト16に勝ち進んだ実力がどこから来ているのか。2月号に詳しく掲載しました。ぜひご覧ください。