剣道日本３月号の９０ページに掲載しました「第７６回剣道指導者研修会」（主催 全日本剣道道場連盟）。その研修会に参加し、後日の審査で七段に合格した方の手記が寄せられました。スペースの関係で誌面に掲載出来なかったこの手記を下に紹介いたします。
2023年11月11日（土）～12日（日）、全日本少年剣道錬成会館にて開催された第76回剣道指導者研修会に参加し、翌週16日（木）の剣道七段審査にて合格を頂戴することができました。審査に５回落ち、「迷いが出ている」と指摘されていた私に、研修会に参加するように勧めてくださった水田重則先生をはじめ、模擬審査を丁寧に見てくださり、アドバイスをくださった岩立三郎先生、梯正治先生、中田琇士先生，豊村東盛先生，栗田和市郎先生に心から御礼申し上げます。
研修会は模擬審査が主体でしたが、自分の立合を見ていただいただけでなく、八段審査が近い七段の先生方の立合を拝見できたことも、またとない勉強の機会となりました。間近で見ているとその心構えまでがひしひしと伝わってきました。また、八段を目指す方が全国審査の審査員を務めていらっしゃる先生方から頂いている高度なアドバイスも、今後の稽古の指標としてありがたく拝聴しました。九州から参加された八段受審予定の先生とは、一緒に夕飯を食べながら日ごろの稽古や子どもたちへの指導について話をすることができ、これも忘れがたい思い出となりました。
合格を頂いてすぐに報告とお礼のハガキを道場連盟の事務局に送りました。しかし、この研修会なくして私の合格はなかっただろうと思うと、お世話になった先生方になんとか直接お礼を申し上げたく、12月の全剣連稽古会に参加しました。岩立先生をお見かけしてお礼のごあいさつをせねばと思い走り寄ったところ、私の名札を見てすぐに「よかったなぁ。あなたのハガキを読んだよ」と言っていただいて感激しました。
研修会中はもちろん，申込受付から報告ハガキの転送まで、さまざまにご配慮くださいました道場連盟事務局の方々に感謝いたします。
研修会でお世話になった先生方にがっかりされないよう、「真の七段」を目指してこれまで以上に精進したいと思っております。どうもありがとうございました。
茨城県 水田道場 草山俊之