今年の全日本剣道選手権大会の、男子Tournament表を記載しました(月刊剣道日本1月号30ページに掲載)

有効打突の比較
2025年(今年、優勝・星子啓太)
1回戦 メン27,コテ10,ドウ7,ツキ3
2回戦以降 メン25,コテ27,ドウ2,ツキ2
合計 メン52,コテ27,ドウ9,ツキ5
2024年(昨年、優勝・竹ノ内佑也)
1回戦 メン24,コテ10,ドウ4,ツキ1
2回戦以降 メン29,コテ12,ドウ2,ツキ0
合計 メン53,コテ22,ドウ6,ツキ1
ひとめで明らかに差があるのは「ツキ」です。前回は棗田選手(広島)が1回戦で決めた一本のみ。今年は3回戦までで5本発生しました。
3回戦では國友選手(福岡)が、2回戦では佐々木選手(千葉)が片手突きを一本にしています。上段相手に片手突きを決めた場面は記者も数多く目にしていますが、中段同士で片手突きを決めた試合はあまり記憶にありません。(埼玉の米屋選手が兵庫の松村選手との超長期戦で決めた記憶はありますが)
ドウが少し増えていて(逆ドウが一本になるシーンも目にしました)、合計取得本数も前年より10本以上増えています。
とくに顕著なのは、同日に開催された女子です。前年ツキは「0」だったのに対し、今回は「5」と、男子と同じ数に跳ね上がりました。
突きが増えたのは、小誌が突きを2回に渡って特集したから? 勝手な妄想です。
せっかくなので宣伝も兼ねて、ここ2ヶ月の突きのコンテンツを掲載させていただきます。
11月号

古澤伸晃(日本体育大学教員)突きを決めるための構えの再構築
野田千三(福岡県・元高校教員)谷口安則範士に学んだ教え
藤島心(日本体育大学4年)徹底した研究と打ち込み稽古
詳細は上記画像をクリックしてください
12月号
海老原秀則(茨城県警)交互に訪れる機会を瞬時にとらえる
吉山満 突き技を磨いてオーラを出そう
古川和男(北海道、範士八段)アーカイブ・腹、腰で攻め入って突く
星槎国際高校(香川)玉竜旗大会の写真でうかがえたこと
坂田勝巳(脳神経外科医)事故を防ぐために知っておきたいこと





