「日本武道学会」に行ってみました。今回で52回目となった本イベントは毎年9月に実施されていて、開催場所は毎年違います。今年は國學院大学が会場でした。基本的には、学会員のためのイベントですが、会員でなくても、受付を済ませれば聴講できます(参加料が必要です)。2日間にわたり、午前中は会員の発表(ひとりにつき10〜15分)、午後はひとつのテーマに基づいたセッション(90分)が開かれます。大学などで武道を専攻している方々が、1年以上にわたり研究してきたことを発表しました。
聴講に行ってとても参考になるのが、取材テーマ探しです。発表そのもののもちろん、「このテーマこそ、われわれがやらねばならない」と思わされるものもあります。また、「武道」とあるように、柔道などの他競技からの視点を見ることもできます。剣道界のなかにいると気づかないことが、この場で発見できる可能性もあります。
「われわれも剣道の普及発展のためにがんばれることはないだろうか」、そんなことを考えさせてくれる場です。(A)