6月29日、エディオンアリーナにおいて開催された第53回全日本女子学生剣道選手権大会は、明治大学の小松加奈(3年)が優勝を果たした。
明大勢の活躍が目立つ大会となった。ベスト4のうち3人を明大勢が占め、昨年優勝の藤﨑薫子(4年)と2年生の山﨑里奈が同門で準決勝を戦い、長い試合の末、山﨑がメンに跳び込んで勝利。もう一方の準決勝は小松と立教大の河嶋香菜子(4年)の対戦となり、延長に入ってすぐ、小松が面すり上げ面を決めた。
決勝も互いに手の内を知る同士、試合は延長に入る。それまで前に出る技で互いに勝負していたが、小松が意を決したようにひきメンを打ち切ると、これが決勝の一本となった。
関東大会を制した佐藤みのり(法政大4年)は4回戦で藤﨑に敗退。小松とともに昨年の世界選手権に出場したメンバーでは、竹中美帆(筑波大4年)が1回戦で1年生の池田仁美(園田女子大・日章学園高出身)に敗れて早々に姿を消し、注目の1年生妹尾舞香(鹿屋体育大)は初戦で勝利をあげたものの、続く3回戦で畝本莉奈(中京大4年)に屈した。
1年生では渡邊茜(筑波大・松山北高出身)がベスト8に進む活躍。関東勢以外では鹿屋体育大の村田桃子(4年)と松本泉帆(3年)のベスト8が最高で、入賞は果たせなかった。