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剣道の教えは理に適っているのか!?【Prologue】

とかくの剣道愛好家は、「……しなさい」と言われれば、

それに盲目的に従いがちではないだろうか。

でも、「なぜそうしなければならないのか」という疑問を投げかけても、

「昔からそう教えられているから」という答えが返ってくることが多いはずだ。

その教えは果たして理に適っているのか。

理論物理学の専門家と、剣道研究の専門家がタッグを組み、

実験だけに頼らない視点で検証していく。

竹田氏 坂井先生の研究は「なぜそうなっているのか」「なぜそうしなければいけないのか」を、数式で解明しています。なんとなくそうしたほうが正しい、と思って取り組むのと、充分理解して行なうのでは、学生たちの意欲や理解度が違うのではないか、と思います。




竹田隆一(山形大学教授)
昭和31年生まれ。県立秋田高校から筑波大学に進む。同大学院修了後、山形大学に赴任。現在、同大学地域教育文化学部教授、東北学生剣道連盟評議員、山形県学校剣道連盟会長、山形大学剣道部監督を務めている。剣道教士七段

坂井氏 あとで述べますが、「力」には、無意識に働く力も存在します。そうした仕組みを理解せず、単に「腰から行きなさい」「力を抜きなさい」という教育が施されている。その言葉自体は間違いではないが、実は充分ではないわけで、言っている側も、その理由が分かっていないから相手にしっかり伝わらない可能性があります。それは情報が足りないからです。

 知らないうちに体得するやり方もありますが、「こういう法則がある」ということが分かっていれば、「自分のやっていることは間違いではないんだ」と確信を持つことができます。

坂井伸之(山口大学教授)
昭和42年3月生まれ。新潟県立長岡高校から早稲田大学に進む。同大学院で博士(理学)取得。2000年に山形大学に赴任し竹田教授と知り合う。2012年から山口大学教授。専門は理論宇宙物理学で、著書に『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』(文藝春秋、7月26日発行)がある。

全文は、剣道日本8月号に掲載。
購入は、https://kendonippon.official.ec/items/21465660

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