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【兵庫】インターハイ予選(戦評)

資料提供・先坊昌之

女子団体試合の決勝戦は昨年度末の全国選抜に出場した公立の雄、明石高校と古豪夙川との対決となった。先鋒は共に譲らず、引き分け。次鋒戦では、明石の元山がメンを奪い一本勝ち。中堅戦では明石の堂垣が気迫溢れる試合を展開し、二本勝ち。そして副将戦でも明石の石田が二本を奪った。明石は終始貫録のある試合を展開し、中3人で勝敗が決した。8大会ぶり2度目のインターハイ出場である。

優勝・明石 2位・夙川
3位・甲子園学院、東洋大姫路

男子団体試合の決勝戦は一昨年の大会(昨年はコロナの影響により中止)と同様、東洋大姫路と育英との対決となった。この時は東洋大姫路が育英の16連覇を阻み、栄光を掴んだ。先鋒戦では育英の谷川が相手をうまく引き出しドウの一本勝ち。次鋒は引き分け。中堅戦では育英の門田がメンを奪った。副将戦では東洋大姫路の田代が何としても取り返したかったが、育英の杉本を相手に引き分けとなった。大将戦では育英の和田が二本勝ち、3-0で優勝を決めた。育英は2大会ぶり、28度目のインターハイ出場である。

優勝・育英 2位・東洋大姫路
3位・滝川第二、神戸弘陵学園

女子個人試合決勝戦は、甲子園の井上(2年生)と東洋大姫路の和泉(3年生)との対決となった。小柄ながら、スピードとバネのある動きを見せる井上がコテを奪い、優勝を掴んだ。

優勝・井上 夏希(甲子園学院2年)
2位・和泉 陽眺詩(東洋大姫路3年)
3位・恒本 琴香(神戸高塚3年)
3位・石田 すずか(明石3年)

男子個人試合はベスト4が育英の選手で埋められた。決勝戦は、昨年度県新人大会と同じく和田と、杉本との対決となった。和田が時間内にコテを決め、2大会連続で頂上に立った。

優勝・和田 壯太(育英3年)
2位・杉本 烈輝(育英3年)
3位・門田 功成(育英3年)
3位・谷川 聖樹(育英2年)

※インターハイ各都道府県予選結果総覧を、剣道日本9月号に掲載する予定です。

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